2017年7月7日 《ニュース》:2017 Reaxys PhD Prizeファイナリスト発表

<ニュース>

エルゼビア、2017 Reaxys PhD Prizeファイナリスト45名を発表

~日本の大学から女性研究者を含む9名の若手研究者をノミネート~

2017/07/06(中央ヨーロッパ時間)  米国ニューヨーク発
 

エルゼビアは、このたび2017 Reaxys PhD Prizeの45名のファイナリストを発表しました。栄えある45名のファイナリストの中には、日本の大学から女性研究者を含む9名の若手研究者がノミネートされました。

2010年から開催しているReaxys PhD Prizeは、優れた化学博士課程の学生および新卒者の研究力を評価し、その研究成果を広めるための支援を提供することによって、化学に革新をもたらす創造性の育成を目的としています。

Reaxys PhD Prizeのファイナリストは、彼らの研究発表を国際舞台で行う機会やファイナリスト同志や国際的に著名な化学者とのネットワークを広げる機会を与えられます。

ファイナリストは、本年10月19日~20に上海で開催される2017 Reaxys PhD Prize Symposiumに招待され、Symposiumでは数名のファイナリストに口頭でのプレゼンテーションを行っていただきます。発表された研究の独創性、革新性、関連性、および方法論の厳格さに基づいて、ReaxysアドバイザリーボードならびにPrizeコーディネーターが3名の受賞者を選びます。受賞者はシンポジウム後に開催されるバンケットで発表されます。

3名の受賞者の選考は、長く厳格なReaxys PhD Prizeの審査プロセスの最終選考段階にあたります。 本年3月に選考を開始し、優秀なコーディネーターと共に公正で厳格な選考プロセスを確実に且つ正確に執り行うために、学界や学術関連企業から100人以上の国際的に著名な化学者が選考のプロジェクトメンバーとして参加しました。

香港中文大学のHenry N. C. Wong教授は次のように述べています。
「2010年にReaxys PhD Prizeを受賞したコーディネーターの一人として、私はこの賞が継続していることを大変誇りに思います。 応募論文のクオリティーは素晴らしいものばかりです。今年の受賞者をノミネートするために、まだ更に難しいが興味深い議論が

行われることになるであろうことを既に承知しています。 私は上海でのシンポジウムでファイナリストの皆さんと直接お目にかかれることを、大変楽しみにしています。 彼らの研究と化学への熱意は、難しい選考会議の最も報われる側面の一つです。」

ファイナリストに選出された日本の大学の若手研究者9名は、次の方々です。

(所属機関名は、Reaxys PhD Prizeにご応募頂いた論文作成時にご所属の機関となります。)

・京都大学大学院 工学研究科 物質エネルギー化学専攻構造有機化学分野(村田研究室)/ 日本学術振興会特別研究員(DC2)
    ※現、博士後期課程 修了
 朝魯門さん(かお るーめんさん)/ Dr. Chaolumen

 論文タイトル:Electron Deficient Tetrabenzo-Fused Pyracylene and Conversions into Curved and Planar π-Systems

・東京大学大学院 理学系研究科化学専攻(菅研究室)
    ※2017年3月 博士課程修了
 岩根 由彦さん(いわね よしひこさん)

 論文タイトル:Expanding the amino acid repertoire of ribosomal polypeptide synthesis via the artificial division of codon boxes          /published in Nature Chemistry, 2016

・東京大学大学院 工学研究科 化学生命工学専攻(西林研究室)
 栗山 翔吾さん(くりやま しょうごさん) 

 論文タイトル:Catalytic transformation of dinitrogen into ammonia and hydrazine by iron-dinitrogen complexes bearing pincer           ligand/published in Nature Communications, 2016

 ・京都大学 化学研究所 物質創製化学研究系 有機元素化学研究領域
    理学研究科 化学専攻 有機元素化学分科(時任研究室)
    ※現、米国カリフォルニア工科大学Jonas Peters研 日本学術振興会海外特別研究員
 長田 浩一さん (ながた こういちさん)

 論文タイトル:Activation of Dihydrogen by Masked Doubly Bonded Aluminum Species/published in Angewandte Chemie, 2016

・京都大学 大学院工学研究科 合成・生物化学専攻 合成化学講座 有機金属化学分野 (村上研究室)
 中室 貴幸さん (なかむろ たかゆきさん)

 論文タイトル:Synthesis of Enantiopure C3-Symmetric Triangular Molecules/published in Angewandte Chemie, 2017

・東京大学大学院 工学研究科 化学生命工学専攻 (野崎研究室)
 中野 遼さん(なかの りょうさん)
    ※2015年度卒業。現、カリフォルニア大学サンディエゴ校 博士研究員

 論文タイトル:Copolymerization of carbon dioxide and butadiene via a lactone intermediate/published in Nature           Chemistry, 2014

・京都大学大 工学研究科 物質エネルギー化学専攻 触媒有機化学研究室 (辻研究室)
 野木 馨介さん(のぎ けいすけさん)
    ※2016年 博士課程修了。現、京都大学大学院 理学研究科 化学専攻 依光研究室 助教

 論文タイトル:Carboxyzincation Employing Carbon Dioxide and Zinc Powder: Cobalt-Catalyzed Multicomponent Coupling            Reactions with Alkynes/published in Journal of the American Chemical Society, 2016

・東京大学 化学生命工学専攻 (相田研究室)/日本学術振興会 特別研究員 (DC1)
    佐野 航季さん(さの こうきさん)

 論文タイトル:Photonic water dynamically responsive to external stimuli/published in Nature Communications, 2016

・東京大学大学院 薬学系研究科 薬科学専攻 金井求研究室
 山本 久美子さん(やまもと くみこさん)
 ※2016年度 博士課程修了
 論文タイトル:Catalytic Asymmetric Iterative/Domino Aldehyde Cross-Aldol Reactions for the Rapid and Flexible Synthesis 

 of 1,3-Polyols, published in Journal of the American Chemical Society, 2015

また、上記9名の日本の大学からのファイナリストを含む45名のファイナリストおよび、Reaxys PhD Prizeについてのご説明は、
こちらのページでご紹介しております。

2017 Reaxys PhD Prizeファイナリスト45名: http://inspiringchemistry.reaxys.com/phdprize

Reaxysについて
Reaxysは、構造/特性/反応データ、実験手順、および論文の提供を通じて、化学の研究・開発を支援するデータベースです。早期創薬開発、教育、材料選定、および合成計画の支援を目的として設計されており、インハウスデータと外部データの円滑な分析を実現するためのデータのエクスポートと統合などの機能が搭載されています。必要とされているデータを提供するReaxysは、化学者の生産性向上に貢献します。 www.elsevier.com/reaxys

ReaxysはRELX IntellectualProperties SAの商標であり、ライセンスに基づいて使用されます。

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リサーチソリューションズ マーケティングマネージャー 駒村(コマムラ)
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