2009年12月2日:文部科学省 科学技術政策研究所(NISTEP)がScopusデータを活用したレポートを発表

文部科学省 科学技術政策研究所(NISTEP)がScopusデータを活用したレポートを発表

文部科学省 科学技術政策研究所(NISTEP)が
Scopusデータを活用したレポートを発表

――主要国の研究成果を比較し、日本のアウトプット状況の評価に利用――

科学・技術・医学分野の学術出版および情報サービス企業大手のエルゼビア社(本社:オランダ、アムステルダム)は、2009年12月2日、同社の学術ナビゲーションサービスであるScopusR(スコーパス)のカスタムデータが、文部科学省 科学技術政策研究所(略称:NISTEP、ナイステップ)の調査研究に初めて活用されたと発表しました。科学技術に関する政策立案を支援する政府機関であるNISTEPがScopusカスタムデータを採用したのは、従来のデータベースに比べて分析対象の網羅性と分析の利便性が向上するとの判断によるものです。

NISTEPが2009年5月19日に発表したプレスリリースによると、「日本と主要国のインプット・アウトプット比較分析」報告書は、文部科学省の第3期(2006年度~2010年度)科学技術基本計画のフォローアップの一環である12のプロジェクトのうちの一つです。アウトプットの国際比較のための論文分析用データベースにScopusのカスタムデータを初めて採用し、「日本の高等教育部門の論文生産性が、他国と比べて極端に低いことはない」「特に理工農系において、日本の高等教育部門は健闘している」等の結果を報告しています(詳しくは以下に掲載されている報告書NISTEP REPORT No. 118を参照ください http://www.nistep.go.jp/index-j.html)。

「科学技術活動の国際比較に使用する元データとして、Scopusは新たな選択肢たりえました」とNISTEPの科学技術基盤調査研究室の主任研究官である伊神正貫(いがみまさつら)氏は述べています。「Scopusのカスタムデータには、既存のデータベースに比べてほぼ倍の15,600誌以上、日本のジャーナルもほぼ倍の400誌の情報が含まれています(調査当時)。また、機関ごとにIDが付与されているため、短時間での部門分類が可能です。網羅性の向上と同時に、分析結果を導くための準備作業の効率化を図れるところが魅力的でした。カスタムデータによる論文分析は世界でも事例が少ないため、本調査結果は今後の分析でも有用と考えられます」

「NISTEPは日本と諸外国の研究開発力を公平に比較するためにScopusのデータを徹底的に活用してくださいました。私たちはNISTEPのような国家の政策立案に関わる分析のためにこのような形で協力できることを光栄に思っており、今後もサポートを続ける所存です」とエルゼビアのサイエンス・アンド・テクノロジー最高経営役員であるHerman van Campenhout(ヘルマン・ファン・カンペンハウト)は述べています。

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補足資料(NISTEPコメント)プレスリリースEnglishプレスリリースpdf補足資料pdf

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【文部科学省 科学技術政策研究所(NISTEP: National Institute of Science and Technology Policy、ナイステップ)について】
科学技術政策研究所(以下NISTEP)は、文部科学省直轄の国立試験研究機関であり、1988年の設立以来、国の科学技術政策立案の支援を目的として、主要国の科学技術政策の研究成果や科学技術動向の調査結果を国内外に発信しています。調査研究対象は(1)研究開発、(2)技術の経済社会ニーズへの適応過程、(3)科学技術と社会の包括的な関係、(4)共通的・基盤的・総合的な調査研究の4分野です。 NISTEPホームページ(http://www.nistep.go.jp/index-j.html)、英語版(http://www.nistep.go.jp/index-e.html

【Scopusについて】
Scopusは、研究論文情報を幅広く網羅し、査読ジャーナルや良質なウェブソースを元にした世界最大級の書誌・引用データベースであり、研究活動のビジュアル化や追跡・分析が簡単にできるツールです。世界5,000以上の出版社の18,000誌を超える査読ジャーナルの書誌・引用情報が搭載されており、学際的な網羅性も確保されています。Scopusは論文の引用情報だけでなく、ウェブ上の情報や特許情報などもシンプルな画面から検索可能です。最近では研究活動の評価を目的とした利用も増えており、THE-QS世界大学ランキング(Times Higher Education - QS World University Rankings、2007年より)や経済協力開発機構(OECD、2008年より)、オーストラリア研究会議(Australian Research Council:ARC、2009年より)などに採用されています。Scopusに関する詳細については:http://www.info.scopus.com または日本語サイトhttp://japan.elsevier.com/products/scopus/

【Scopusカスタムデータについて】
Scopusカスタムデータは、研究施設や政府機関を対象にXML形式で提供しているデータです。Scopusのコアデータを期間や研究分野、地理的条件など顧客の要件に応じて切り出したものです。XMLデータを顧客自身のデータベースに取り込んで詳細な検索や分析を実行することにより、独自のレポートの作成が可能となります。Scopusカスタムデータは、十分な情報に基づいた公平な資源配分や政策決定を支援します。

【エルゼビアについて】
エルゼビア(http://www.elsevier.com/)は、科学・技術・医学関連情報の製品およびサービスを専門とする、世界有数の学術出版社です。電子商品としてScienceDirect(サイエンス・ダイレクト、http://www.sciencedirect.com/)、Scopus(スコーパス、http://www.scopus.com/)、MD Consult、書誌データベース、オンラインレファレンスワークなどを提供するほか、科学・医療コミュニティーとグローバルに連携して2,000誌以上のジャーナルと年間1,900冊以上のブックを発行しています。

エルゼビアはオランダのアムステルダムに本社を置き、世界各地に70箇所以上の支社と社員7,000名を抱えるグローバル企業です。エルゼビアは、世界でもトップクラスの出版社かつ情報プロバイダーのリード・エルゼビア・グループ(Reed Elsevier Group plc)の傘下企業です。科学・医学・法律・教育・BtoB部門を持つリード・エルゼビア・グループは、ユーザーに高品質で柔軟な情報ソリューションを提供しており、オンラインサービスも積極的に展開しています。リード・エルゼビア・グループのティッカーシンボル(証券コード)は、REN(Euronext Amsterdam)、REL(ロンドン証券取引所)、RUKおよびENL(ニューヨーク証券取引所)です。


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