Reaxys Newsletter 2013年1月号

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Reaxysレクチャー開催報告

reaxys_lecture_image_202_94.png2013年1月9日に、名古屋大学大学院理学研究科有機化学研究室(伊丹研究室)との共催でReaxysレクチャーを開催し、約150名の参加がありました。本レクチャーは、平田メモリアルレクチャーと併設開催され、Reaxys PhD Prize受賞者3名による講演が行われました。2010~2012年にReaxys PhD Prizeでファイナリストに選ばれたReaxys Prize Clubのメンバーや、化学を専攻する多数の研究者・学生にご参加いただき、質疑応答を含め、終日講演者と参加者の活発な交流がみられ、大変好評を博しました。当日の様子と発表スライドはこちら

Reaxys Prize Clubミーティング開催

prizeclub_w_itamilab_01_250_115.jpgReaxys レクチャー開催に合わせ、Reaxys Prize Clubのミーティングを行いました。日本在住のReaxys Prize Clubメンバーと名古屋大学から伊丹研究室のみなさまをはじめ新進気鋭化学研究者の皆様にご参加いただき、ポスターセッションなどによる活発なディスカッションや交流が行われました。Reaxys Prize Club詳細

Reaxys PhD Prize 2013応募締切迫る!2月8日(金)まで

reaxysphd2013_79_79.png応募資格は、現在有機化学または無機化学の博士課程または2012年1月1日以降PhD取得した若手研究者の方々です。受賞者3名の賞金はUSD2,000。受賞者およびファイナリスト(45名の予定)は、Reaxys Conference (Switzerland)(2013年9月22-24日)併設の、Reaxys PhD Prize シンポジウム/ポスターセッションでの発表の機会が与えられます。応募締切は2013年2月8日(金)。みなさんのご応募お待ちしております。応募サイト

Reaxys Prize Clubメンバーからのメッセージ

Reaxys Prize Clubは、Reaxys PhD Prize の受賞者とファイナリストから構成される、世界各国の優秀な若手研究者のコミュニティです。Reaxys PhD Prizeへの応募を検討しているみなさまへの激励メッセージがメンバーから届きました。

debashis_93_124.jpgDebashis Mandalさん(2012 受賞者)現所属:The Scripps Research Institute K.C. Nicolaou Laboratory
応募時所属:名古屋大学 指導教官:伊丹健一郎先生
専門分野:Synthesis of natural products, which have anticancer activities.
自己紹介: I have born in a remote village Banshibadanpur (near the border of India and Bangladesh) in the state West Bengal of India and grew up there. I have completed my high school study there. Then I have done my B. Sc. (2004-2007) in Scottish Church College in the same state and moved to IIT Madras for M. Sc. (2007-2009) in the southern India. Then I have accomplished my Ph D (2009-2012) study in the Department of Chemistry, Nagoya University in Japan under the supervision of prof. Kenichiro Itami. Currently, I am doing my Post-doctoral research in The Scripps Research Institute in USA under the supervision of Prof. K. C. Nicolaou.
Reaxys PhD Prizeについて一言:Thanks to Reaxys Ph D prize to let know the whole world chemistry society my Ph D work. There is no such internationally chemistry Ph D prize which is awarded to young researchers. It is a great opportunity for a young researcher to highlight their fabulous chemistry internationally. Also, there is a lot of opportunity you can get from Reaxys including attending conferences, interacting chemists internationally, using Reaxys web search for free etc. So, I highly recommend to young researchers to apply for Reaxys prize and request their supervisor to help them by providing the recommendation letter. The Scripps Research Institute K.C. Nicolaou Laboratoryサイト
iwai_93_124.jpg岩井 智弘さん(2012 Finalist)現所属:北海道大学 理学研究院 有機金属化学研究室(澤村研究室)
応募時所属:京都大学 指導教官:辻康之先生
専門分野:有機金属化学・有機合成化学・触媒化学 自己紹介:高効率・新規分子変換反応を達成する画期的な触媒の設計・開発を目指して研究に取り組んでいます。
Reaxys PhD Prizeについて一言:Reaxys PhD Prizeは、有機化学・無機化学分野での博士課程研究を国際的に評価する数少ない機会です。Club Memberになるとエルゼビアからの手厚い研究支援に加え、世界的に著名な先生方と交流する機会も得られます。また、同コミュニティ内での研究議論も盛んに行われており、国際的に活躍している同世代の人達との繋がりは大変刺激的なもので、今後の研究人生の励みになっています。論文1報から応募できますので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。 澤村研究室サイト
tanaka_takayuki_93_124.jpg田中 隆行さん(2012 Finalist)現所属:Boston College Chemistry Department Scott Research Group
応募時所属:京都大学 指導教官:大須賀篤弘先生
専門分野:構造有機化学
自己紹介:様々なポルフィリン類縁体を設計・合成し、その構造や物性を愛でています。
Reaxys PhD Prizeについて一言:Reazys PhD Prizeは年々注目度を増している若手向けの国際賞であり、Finalistに選ばれただけでも大変名誉なことと感じています。海外の同年代の研究者と知り合える貴重な機会でもあり、また日本人どうしの交流も増えました。またこうした同世代間の横のつながりに加え、prize clubに加わったことで、今後も未来のfinalist達とつながりがもてることも頼もしい限りです。応募は比較的簡単ですので、ぜひ応募してみてください。
Boston College Chemistry Department Scott Research Groupサイト
dr_tanaka田中 亮さん(2012 Finalist)現所属:広島大学 工学研究科 機能高分子化学研究室(塩野研究室)
応募時所属:東京大学 指導教官:野崎京子先生
専門分野:有機金属化学・錯体化学・高分子化学
自己紹介:現在は新しい遷移金属錯体の合成とそれを用いた新規高分子合成反応の開発、およびその反応機構に関する研究に従事しています。
Reaxys PhD Prizeについて一言:博士課程に在籍、もしくは博士の学位を取得された直後の研究者の方々にとっては、研究論文1編のみで選考されるReaxys Prizeが国際的な賞への応募について初めて考える機会になることも多いと思います。選考の競争率は年々上がっており、有機化学以外の分野からの応募も増えていると聞きますが、第1次選考を通過するだけでも色々な特典があるので、過去の仕事に自信のある方は是非応募してみてください。 塩野研究室サイト
naganawa_93_124.jpg永縄 友規さん(2012 Finalist)現所属:名古屋大学 工学研究科 有機合成化学研究室(西山研究室)
応募時所属:京都大学 指導教官:丸岡啓二先生
専門分野:有機化学・有機合成化学・有機金属化学
自己紹介:「ゆうき」という名前の「有機」化学者です。(名は体を表す)
Reaxys PhD Prizeについて一言:このReaxys PhD Prizeは有機系(あるいは無機系)の博士課程前後の若手研究者を対象した国際的な賞です。こういう趣旨の賞はおそらく他にはなく面白そうだと感じ、今年度ぼくも応募してみました。その結果、Finalistに選んでいただき、大変光栄に感じております。Finalistはその年の国際学会に招待されるだけではなく、Prize Clubの一員となりそのあとも末永くClubと関わることになります。この過程で志の高い同世代間のネットワークを築けたりできるのも魅力の一つだと思います。是非挑戦してみて下さい。 西山研究室サイト
murakami_93_124.jpg村上 慧さん(2012 Finalist)現所属:京都大学 理学研究科 集合有機分子機能研究室(大須賀研究室)
応募時所属:京都大学 指導教官:大嶌幸一郎先生
専門分野:有機反応化学 有機金属化学
自己紹介:大嶌研で、遷移金属触媒と有機マグネシウムおよび有機亜鉛反応剤を用いた反応開発を行っていました。
Reaxys PhD Prizeについて一言:指導教官である依光先生、大嶌先生から応募してみてはどうかと声をかけていただきました。世界中の若手研究者から募集するということであまり自信はありませんでしたが、研究室の先輩そして先生方のお陰でFinalistまで進むことが出来ました。Reaxys prize meetingでは、私と同世代の研究者と友達になり、色々な話をすることで大変刺激を受けました。また同時に日本人研究者同士のつながりも強まったように感じます。このような機会が得られたのも、応募するチャンスをいただけたからだと考えています。 大須賀研究室サイト
iwasaki_masayuki_93_124.jpg岩﨑 真之さん(2011 Finalist)現所属:岡山大学 自然科学研究科 機能有機化学研究室(西原研究室) 応募時所属:京都大学 指導教官:大嶌幸一郎先生 専門分野:有機合成化学、有機金属化学、有機反応化学 自己紹介:遷移金属触媒を武器として、面白い新反応の開発に向けて、研究に取り組んでいます。
Reaxys PhD Prizeについて一言:私は、2011年に Reaxys PhD Prize に Finalist として選出して頂きました。それまで受賞経験が全くなかった私にとって、本選出は大きな励みとなりました。また、選出者はReaxys Prize Symposium に招待され、そこで同年代の多くの研究者と知り合うことができます。このような魅力的な賞ですが、申請するために準備する書類はそれほど多くありません。 自分が博士課程で得た成果を世界に試す良い機会だと思うので、是非とも Reaxys PhD Prize に応募してください。今後も日本人の受賞者が増えていくことを祈っております。 西原研究室サイト
miyamura_93_124.jpg宮村 浩之さん(2010 Winner)現所属:東京大学 理学系研究科 有機合成化学研究室(小林研究室)
応募時所属:東京大学 指導教官:小林修先生
専門分野:有機合成化学、金属ナノクラスター、固相触媒、反応集積化
自己紹介:金属ナノクラスター触媒を用いてエネルギー効率や原子効率に優れた有機合成反応の開発を目指しています。
Reaxys PhD Prizeについて一言:まず、Reaxys PhD Prizeの応募は非常に簡単です。そしてReaxys PhD PrizeのFinalistに選ばれる大きな利点の一つはReaxys Prize Clubのメンバーになれることだと思います。受賞後もTravel bursariesやClub meetingへの参加といった特典があり、世界中の優秀な研究者との国際的な人脈作りに多いに役立ちます。特にアカデミアでの研究者を目指している人 は、ぜひ応募してみたらいかがでしょうか。 小林研究室サイト
iwasaki_takanori_93_124.jpg岩﨑 孝紀さん(2010 Finalist)現所属:大阪大学 工学研究科 触媒合成化学領域(神戸研究室)
応募時所属:大阪大学 指導教官:真島和志先生
専門分野:有機合成化学・触媒化学
自己紹介:博士課程では多核金属クラスター触媒を用いた環境調和型反応の開発を行い、現在遷移金属触媒による結合形成反応に関する研究を行っています。
Reaxys PhD Prizeについて一言:有機化学に関わる人なら日夜使っているデータベースReaxysの名を冠するReaxys PhD Prizeは世界中の有機化学分野の博士課程修了者を対象とした賞です。2010年のFinalistとしていくつかのイベントに参加させて頂きましたが、国内はもとより世界中の同世代の有機化学者と接する機会を得ることが出来ました。これらかアカデミックキャリアを歩む方は博士課程での研究の集大成を広く知ってもらい、同世代の仲間を作るまたとない機会だと思います。 神戸研究室サイト
ueda_akira_93_124.jpg上田 顕さん(2010 Finalist)現所属:東京大学 物性研究所 新物質科学研究部門(森研究室)
応募時所属:大阪大学 指導教官:森田 靖先生
専門分野:物性有機化学、構造有機化学、有機合成化学
自己紹介:学生時代より有機合成化学を基盤とした機能性物質の開発研究を行ってきました。東大では特に伝導性や誘電性を示す新規有機物質の合成に取り組んでいます。
Reaxys PhD Prizeについて一言:この国際賞の良いところは、何と言っても応募のしやすさだと思います。面倒な応募書類を作成する必要がなく、気軽に応募できると いうことで、「それなら私も」と思い、挑戦してみました。主催しているのが国際的に有名なElsevier社で、世界的に著名な研究者の先生方が審査員を 務められていることから、賞のクオリティーは疑うまでもありません。若手研究者にとって、このような国際賞に応募できるチャンスは限られています。対象の 若手化学者の皆さんは、力試しという意味でも、応募・挑戦することを強くお勧めします!! 森研究室サイト
suzuki_kosuke_93_124.jpg鈴木 康介さん(2010 Finalist)現所属:東京大学 工学研究科 水野研究室
応募時所属:東京大学 指導教官:藤田誠先生
専門分野:錯体化学、触媒化学
自己紹介:分子性金属酸化物クラスターを用いた触媒・機能性材料の開発を行っています。
Reaxys PhD Prizeについて一言:有機化学や無機化学の分野で活躍している博士課程学生が世界中から応募してきます。多くの応募者の中からFinalist以上に選ばれれば、国際学会に招待されて発表の機会が得られるだけでなく、歴代の受賞メンバーが集まるReaxys PhD Clubに加入することができます。チャレンジングな賞ではありますが、これはと思う発表論文があれば、指導教官からの推薦状とCVを準備してぜひ応募してみてください。