エルゼビア 研究戦略セミナー2013

研究評価先進国イギリスに学ぶ ~研究評価にどう向き合うか~

6回目となるエルゼビア 研究戦略セミナーを2013年6月26日(水)に開催しました。ご参加いただきました多数の皆様にお礼申し上げます。

ゲストスピーカーとしまして、英国バーミンガム大学の副総長補佐(研究・知識移転担当)であるProfessor Adam Tickellをお招きし、研究評価への取り組みについて実際のご経験を交えてお話しいただきました。イギリスではRAE(Research Assessment Exercise)と呼ばれる研究評価が1986年から実施されており、Prof. Tickellは研究評価への対応や客観的データに基づいた研究戦略の立案・実施について豊富な経験をお持ちです。

国内からは、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科の大西公平教授より、研究成果を客観的なデータに基づいて評価して研究戦略を立案する具体的な試みについて、実際のご経験をお話しいただきました。 

また、Elsevier本社の研究マネジメント支援サービス総責任者Dr. Nick Fowlerより、イギリスにおける 研究評価全般についてご報告しました。RAEは、2014年からは名称がREF(Research Excellence Framework)となり、評価内容も変更される見込みです。あわせてREFへのElsevierの貢献状況についてもご説明しました。 

弊社のソリューションとしまして、研究マネジメント支援サービスSciVal(サイバル)および元データの抄録・引用文献データベースScopus(スコーパス)の最新情報をご案内しました。 さらに、早稲田大学研究戦略センターの松永康教授をモデレーターにお迎えして、パネルディスカッションを行いました。 

各講師のプレゼンテーション資料を以下よりご確認いただけます。

プログラムPDF

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経済成長の推進要因としての研究:研究マネジメントへの影響
Dr. Nick Fowler, Managing Director, Academic & Government Institutions, Elsevier
プレゼンテーション資料(PDF)
研究パフォーマンスを把握する
Professor Adam Tickell, Pro Vice Chancellor (Research and Knowledge Transfer), University of Birmingham
プレゼンテーション資料(PDF)
大学における研究推進の一例
Professor Kouhei Ohnishi, Faculty of Science and Technology, Keio University
プレゼンテーション資料(PDF)
研究マネジメント支援サービスSciValのご紹介~現状と今後の展開
Yoshiko Kakita, Product Manager, Elsevier Japan
プレゼンテーション資料(PDF)

日時・会場

日時: 2013年6月26日(水) 13:00~17:00 (12:30 受付開始)
会場: ステーションコンファレンス東京 5階 サピアホール 東京都千代田区丸の内一丁目7番12号サピアタワー 
主催: エルゼビア・ジャパン株式会社
対象: 高等教育・研究機関の経営・経営企画・研究戦略策定業務に携わる方

プログラム

12:30 受付開始
13:00 〜 13:10

開会の挨拶  池田哲 エルゼビア・ジャパン カントリー・ディレクター
Opening remarks Tetsu Ikeda, Country Director, Elsevier Japan

13:10 〜 13:55

Research as a driver of economic growth: implications for research management
経済成長の推進要因としての研究:研究マネジメントへの影響

Dr. Nick Fowler, Managing Director, Academic & Government Institutions, Elsevier
ニック ファウラー エルゼビア SciVal製品担当(AGIM)マネージング・ディレクター

13:55 〜 14:40

Understanding research performance/研究パフォーマンスを把握する
Professor Adam Tickell, Pro Vice Chancellor (Research and Knowledge Transfer)
アダム ティケル教授 バーミンガム大学 副総長補佐(研究・知識移転担当)

14:40 〜 14:55

== 休憩(Coffee services) ==

14:55 〜 15:35 大学における研究推進の一例
A trial to evaluate and promote R&D activities in a private university in Japan

大西公平教授 慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科
Professor Kouhei Ohnishi, Keio University
15:35 〜 16:00 研究マネジメント支援サービスSciValのご紹介~現状と今後の展開
Overview and future plan of SciVal, research management services

柿田佳子 エルゼビア・ジャパン プロダクト・マネージャー
Yoshiko Kakita, Product Manager, Elsevier Japan
16:00 〜 16:10

== 休憩(Coffee Services) ==

16:10 〜 16:55 パネルディスカッション (含むQ&A)
panelists: Prof. Adam Tickell、大西公平教授、Dr. Nick Fowler、柿田佳子
moderator: 松永康教授 早稲田大学研究戦略センター/Prof. Yasushi Matsunaga, Center for Research Strategy, Waseda University
16:55 〜 17:00 閉会の挨拶 福﨑一郎 エルゼビア・ジャパン カスタマーソリューションズ・ディレクター
Closing remarks Ichiro Fukusaki, Customer Solutions Director, Elsevier Japan

※参加費は無料、同時通訳つきです。

演者/モデレーター紹介

Professor Adam Tickell(アダム ティケル)
バーミンガム大学副総長補佐(研究・知識移転担当)、教授

バーミンガム大学のPro Vice Chancellor (Research and Knowledge Transfer)として、研究戦略および研究成果の責任を持つ。英国のResearch Sector Transparency Boardの委員で、公的助成研究成果へのアクセス拡大を目指すワーキンググループ(通称フィンチ・グループ)のメンバー当時は、オープンアクセスの方針と実践について英国政府に提言を行う。社会科学者としては、経済社会研究会議(ESRC: Economic and Social Research Council)の研究助成役員会の副議長を担当。英国地学研究所発行のジャーナルTransactionsのエディター経験を有する。現在は英国社会科学アカデミーの評議会のメンバー。

大西 公平(おおにし こうへい)教授
慶應義塾大学 理工学部教授

1980年東京大学大学院工学系研究科電気工学専門課程修了(工学博士)。同年慶應義塾大学工学部電気工学科助手。1996年より理工学部システムデザイン工学科教授。2012年よりIEEE Industrial Electronics Society Senior Past President。

Received B. E., M. E. and Ph.D. degrees from the University of Tokyo in 1975, 1977 and 1980 respectively. Since 1980, he has been working at Keio University, the oldest existing higher educational institution in Japan. He is currently a professor at Department of System Design Engineering, Faculty of Science and Technology of Keio University.

松永 康(まつなが やすし)教授
早稲田大学 研究戦略センター 教授

1995年早稲田大学理工学部助手、1997年早稲田大学理工学研究科にて博士(理学)取得、1998年日本学術振興会特別研究員(PD)、2004年早稲田大学理工学部客員助教授、2009年早稲田大学研究戦略センター准教授、2013年より現職。
2004年から文部科学省21世紀COEプログラム「多元要素からなる自己組織系物理」 拠点および学内プロジェクト研究所の事務局長を兼務、研究マネジメント業務に従事。2009年より学内シンクタンクである研究戦略センターにて戦略的プランニングを担う。2010年日本学術振興会・科学研究費の審査委員表彰、RU11リサーチ・アドミニストレーター制度検討タスクフォース委員。

専門分野は研究戦略・評価、プラズマ科学、ナノ構造科学、 数理物理・物性基礎。

Dr. Nick Fowler(ニック ファウラー) 
Elsevier SciVal製品担当マネージング・ディレクター

SciVal製品担当(AGIM)マネージング・ディレクターとして、データや分析ツールを大学や助成団体、政府機関に提供し、研究活動を支援。アカデミックな協力関係構築を担当するGARグループを率い、世界的な研究大学や研究政策担当のリーダーと協業。
科学・医療分野の研究情報の専門家として、英国のビジネス・イノベーション・技能省(BIS: Department for Business, Innovation and Skills)から分析レポートを受注し、チームを率いて「世界における英国の研究パフォーマンス分析2011年版」を作成。
出版社協会(PA: Publishers' Association)の副代表、5月から代表就任予定。
前職のマッキンゼーではハイテクとメディアの企業戦略を担当。1998年にコーネル大学にて博士(人類学)を取得。

AGIM: Academic & Government Institutional Markets, GAR: Global Academic Relations